海外の仮想通貨取引所は危険？メリット・デメリットや種類についても徹底解説します

「海外の仮想通貨取引所ってどんなものなの？」

そのようにお悩みではありませんか？

ここではそんな海外の仮想通貨取引所について詳しく紹介していきます。

また、メリット・デメリット・種類についても解説していくので海外の仮想通貨取引所に興味のある方は、是非最後までご覧下さい。

海外の仮想通貨取引所とは

海外の仮想通貨取引所は、海外に拠点をおいている仮想通貨の売買取引所のことです。

海外取引所を利用するときは、決済用通貨を前もって国内取引所で用意しておかなければいけません。

また、海外の仮想通貨取引所にはいくつかの種類があります。種類については、次の『海外の仮想通貨所の種類』で詳しく解説するのでご覧下さい。

海外の仮想通貨取引所の種類

CEX（中央集権型取引所）

CEX（中央集権型取引所）は証券取引所などと同じビジネスモデルを使って、大量の仮想通貨の取引を調整する組織です。

他の取引所と比べると手数料は高くなりますが、安全で使いやすいといった特徴があります。

またCEXは取引所の中でもかなり一般的で仮想通貨取引の95％を占めており、1日あたり200億ドル（日本円で約2兆3000億円）以上の取引を行なっています。

ちなみに国内取引所の場合、金融庁の認可を得ている仮想通貨取引所は全てCEXです。

DEX（分散型取引所）

DEX（分散型取引所）はブロックチェーン技術を用いて運営されている仮想通貨取引所です。

自動で仮想通貨を交換できるので、取引はユーザー間のウォレットアドレスのみで、中央管理者が存在しません。

スマートコントラストを用いて、自動的に取引を行なうためセキュリティ面では安全性が高いです。

ただ、DEXでは取引できる仮想通貨の上場基準がありません。

そのため珍しい通貨の取引はできますが、詐欺通貨である場合も多いの注意しましょう。

仮想通貨FX取引業者

仮想通貨FX取引業者は、仮想通貨レバレッジに特化した取引所です。

レバレッジ取引とは保有資金を担保にして、取引所から資金を借りて取引する方法です。

資金が少なくても効率的に資金を増やすことができますが、想定外の値動きがあると損失額も高くなってしまいます。

仮想通貨取引の初心者というよりは、上級者におすすめの取引所です。

海外の仮想通貨取引所おすすめランキング5選

Bybit（バイビット）｜レバレッジが最大100倍になる

bybitは、公式HP・スマホアプリ・お客様サポートの日本語対応に加え、日本円入金にも対応している日本人ユーザーが使いやすい取引所です。

まるで国内取引所のように利用することができるため、海外取引所での取引に不安がある方や初めて海外取引所を利用するといった方におすすめです。

また、二段階認証・コールドウォレット・ハッカー潜入システムなどのセキュリティ対策に力を入れているので安心して利用できるでしょう。

日本語対応	公式HP：○ お客様サポート：○ 日本円入金：○
最大レバレッジ	100倍
取り扱い通貨	140種類以上
入出金手数料	無料
取引手数料	テイカー：0.01％～0.1％ メイカー：0％～0.1％

CryptoGT（クリプトGT）｜ゼロカットシステムの搭載がある

CryptoGT最大の特徴は、最大500倍のレバレッジがかけられるということでしょう。

ゼロカットシステムを採用しているので、急激な為替の変動で証拠金以上の損失が出てしまっても、マイナスになった残高を0に戻してくれます。

また、取引には何かと手数料がかかるものですが、CryptoGTは入金手数料も取引手数料もかかりません。

取引をする上では手数料をできる限り抑えることがとても大切になりますので、手数料がかからないというのは投資家にとって大きなメリットといえます。

日本語対応	公式HP：○ お客様サポート：○ 日本円入金：×
最大レバレッジ	500倍
取り扱い通貨	64種類
入出金手数料	無料
取引手数料	テイカー：無料 メイカー：無料

Gate.io(ゲートアイオー)｜草コインの発掘に最適

Gate.ioの特筆すべきポイントは、やはり1,700種類を超える取り扱い銘柄の多さでしょう。

メジャーな仮想通貨はもちろんですが、知名度の低い草コインがどんどん上場しており、今後価格が急騰するかもしれない草コインを発掘するには最適の場だと言えます。

しかし、そのぶん出所が怪しい仮想通貨が紛れている可能性があることには十分注意しましょう。

すべてが日本語対応とはなっていませんが、仮想通貨取引の経験がある方であれば問題なく使えるようになっています。

日本語対応	公式HP：○ お客様サポート：△ 日本円入金：×
最大レバレッジ	100倍
取り扱い通貨	1,700種類
入出金手数料	無料
取引手数料	0.2％(ネイティブトークン保有量による割引あり)

BINANCE（バイナンス）｜詐欺コインのリスクが低い

BINANCEは海外の仮想通貨取引所の中でも上場の審査が厳しいため信頼性が高く、詐欺コインのリスクが低いことがポイントです。

セキュリティにも力を入れていて、二段階認証・マルチシグ対応・コールドウォレット・パズル認証・ログイン通知・ISOセキュリティ認証取得済などの対策が取られています。

また、手数料が必要とはなりますが日本円の入金が可能なほか、アプリやサポートも日本語に対応しているため日本人でも利用がスムーズです。

日本語対応	公式HP：○ お客様サポート：○ 日本円入金：○
最大レバレッジ	125倍
取り扱い通貨	370種類
入出金手数料	無料
取引手数料	一律0.1％

Bitget（ビットゲット）｜ステーキングの利率が高い

Bitgetは、ステーキングの利率が高く設定されています。

先にご紹介したBybitやGate.ioと比較してみると、利率の高さがよくわかります。

通貨名	Bitget	Bybit	Gate.io
ETH	4.5~5.0%	2.5％	0.6~14.0%
MATIC	4.72%	1.65％	0.88%
SOL	6.5%	6.0％	0.88%
ATOM	18.0~22.0%	5.8％	0.88%

また、セキュリティ企業Qualys SSL Labsの指標のうち12の項目でA+を獲得している唯一の仮想通貨取引所でもあります。

海外の仮想取引所を利用するうえで心配なセキュリティにおいても安心して利用できるでしょう。

日本語対応	公式HP：○ お客様サポート：○ 日本円入金：○
最大レバレッジ	125倍
取り扱い通貨	200種類以上
入出金手数料	入金：無料 出勤：0.0000051~0.0003BTC
取引手数料	0.1％

海外と日本の仮想通貨取引所の違い

海外の仮想通貨取引所が人気なのは、日本国内の取引所に比べて規制が緩いため取り扱い銘柄が多く、手数料が安いことが理由です。

	取り扱い 銘柄数	手数料	レバレッジ 倍率	税金
国 内 規制が厳しい	数十種類	高い 販売所形式* 取引所形式**	2倍まで	取引履歴がわかりやすい	所得税は売却益の 5％～45％ (累進課税) 住民税10％
海 外 規制が緩い	数百種類	安い 取引所形式**	100倍を 超えることも	税金計算の工数が多い 取引履歴を出せない取引所も

また、税金計算に必要な工数についても大きな差があります。

国内の取引所は、確定申告の際に必要なデータをまとめた「年間取引報告書」を取得できる体制が整っていることが一般的です。

「海外取引所での売買取引は対象外で、日本円で利益が確定するまで税金はかからない」といった情報もあるようですが、これは間違いです。

確定申告の際に焦らずに済むよう、事前に備えておくことが大切です。

海外の仮想通貨取引所メリット3選

取り扱い銘柄数が日本より多い

国内取引所の取扱い銘柄は数十種類、海外取引所では数百種類の取り扱いがあります。

海外取引所は国内取引所のように厳しい規制が無いため上場する仮想通貨が多く、そのぶん多様な仮想通貨を取引することができます。

日本では取り扱いの無いマイナーな仮想通貨の取引ができるのがメリットでしょう。

しかし、詐欺通過や信頼度の低い通貨が紛れている可能性がある点には十分注意しましょう。

レバレッジ取引が高い倍率で行える

高いレバレッジをかけて取引が行えるのも海外取引所のメリットのひとつです。

日本のレバレッジ倍率の上限は2倍までと定められていますが、例えばBybitでは最大100倍、BINANCEでは最大125倍のレバレッジをかけることが可能です。

例えば1万円を担保として預け入れた場合、レバレッジ倍率が2倍の国内では最大2万円分までの取引しかできません。

しかしレバレッジ倍率が100倍の取引所であれば、同じ1万円を預け入れて100万円分の取引を行うことができます。

つまり、少ない資金で大きなリターンを得ることができるのです。

しかしもちろん、逆の値動きをした場合は損失もそれだけ大きくなることは覚えておきましょう。

日本より手数料が安い

海外取引所は競争が激しく、世界中からユーザーを獲得するために手数料が低く設定されています。

手数料やスプレッドは取引のたびに発生しますので、これらが小さく設定されているのは大きなメリットといえます。

手数料を抑えた取引がしたいという方にはおすすめです。

海外の仮想通貨取引所のデメリット3選

日本の金融庁から認可を受けていない取引所がある

海外取引所は、基本的に日本の金融庁の認可は受けていません。

日本で仮想通貨取引所を運営するには金融庁の認可を受ける必要があるため、金融庁の認可を受けないままに日本人の利用を求めている海外取引所は違反をしているということになります。

海外取引所を利用すること自体は違法ではありませんが、有名どころのBybitもBINANCEも、「無登録で暗号資産交換業を行う者」として既に警告を受けています。

もしも、海外取引所を利用して詐欺やハッキングといった被害に遭っても、日本の法律による保護や金融庁のサポートを受けることはできませんので注意しましょう。

ハイレバレッジ取引で失敗すると国内取引より損失が大きい

国内のようにレバレッジの上限が定められていない海外取引所では、大きなレバレッジをかけられるぶん失敗したときの損失額も大きくなります。

少ない資金で大きなリターンを得ることができる魅力はありますが、逆の値動きをした場合には当然大きな損失となります。

海外取引所でのハイレバレッジ取引には、高いリスクが付き物だということは忘れてはいけません。

日本円での入出金が行えない

多くの海外取引所は、日本円での出入金に対応していません。

つまり、海外取引所で売買を行いたい場合はまず日本国内で仮想通貨を買い、その後海外取引所の口座に送金する必要があります。

この送金には手数料がかかるということも覚えておきましょう。

とはいえ、なかにはご紹介したBybitのようにクレジットカードや日本の銀行口座に対応している取引所もありますので、事前にしっかりリサーチしておくことをおすすめします。

海外の仮想通貨取引所に関するよくある質問

海外の仮想通貨取引所は日本語対応していますか？

日本語に対応している海外の仮想通貨取引所はごく限られており、多くが英語やその他の言語で提供されています。

本記事でご紹介したように、Bybit・CryptoGT・は日本語に対応しています。

取引のルールや法律上の決まりについて読んで理解が必要なことも多いため、提供されている言語が理解できない場合は利用を控えた方がよいでしょう。

海外の仮想通貨取引所での取引も税金はかかりますか？

海外の仮想通貨取引所で取引した場合でも利益が出れば、納税しなければいけません。

仮想通貨で得た利益は基本的に雑所得として課税対象になります。

日本国内の居住者であれば、国内・海外の取引所問わず利益を計算し確定申告を行ないましょう。

必要な申告が漏れている場合は、税務署から追加課税やペナルティなどを課せられる場合があるので申告漏れのないように気をつけて下さい。

海外の仮想通貨取引所ではボーナスが得られるって本当ですか？

海外の仮想通貨取引所の多くで、口座開設や取引時にボーナスキャンペーンを行なっています。

日本国内でも取引所によってはボーナスキャンペーンを設けていますが、海外の取引所のほうがより積極的に開催しています。

特に『Bybit』や『CryptoGT』などは、入金時に最大30,000ドルプレゼントや、初回入金額の80％のボーナス付与といった豪華なボーナスを行なっています。

取引所によってボーナスは異なるので注目ポイントです。

海外の仮想通貨取引所　まとめ

海外の仮想通貨取引所は、取り扱い銘柄も多く高レバレッジな取引が可能なため人気があります。

しかしその反面、失敗したときの損失が大きいことや、セキュリティ面においての不安があるといったデメリットも存在します。

海外の仮想通貨取引所を利用する場合は、メリットだけではなくデメリットもしっかりと理解したうえで利用しましょう。